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2005.4.17

薬草26種類を植える〜中津市民らが大江医家史料館で

 中津市鷹匠町の「大江医家史料館」庭園に16日、市民の手によって26種類の薬草が植えられた=写真=。

 同史料館は、中津の医学発展に貢献した大江雲沢(1822〜99年)の旧宅を改修した施設。この歴史にちなみ、市医師会やロータリークラブ、地元老人会などが企画。約120人の市民が集まり、エキナケア、オキナグサなどの苗を丁寧に植えていった。

 雲沢は、紀州の医師、華岡青洲の医塾で学んだ。青洲は薬草「マンダラゲ」を主成分とする麻酔薬「通仙散」を使い、世界初の全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させたことで知られる。史料館には摘出の様子などを描いた「青洲所診画帳」が残っている。苗を植え終わった後、呼びかけ人有志たちは、今後も薬草園の世話をするとともに、古里の歴史をPRしていこうと「マンダラゲの会」(川嶌眞人会長)を発足。早速、次はマンダラゲの苗も植えようなどと話し合った。


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